おそろしの本
山を二つこえ、谷を二つこえた大きな大きな平らな場所に、大きな大きな国がございます。その国はたくさんのかしこい魔法使いたちが国を治める、魔法使いの国でした。 そうした魔法使いの国に、一冊の本がございます。 この本は、「おそろしの本」と呼ばれておりました。
冬の灯に、手をつないで
もうすぐ冬のおまつりの日です。この特別なおまつりには2つ、街の人たちの知らない秘密がありました。
いちばんよいねがいごと
ウルリカは天使さまの前で歌う聖歌隊のひとりです。さえない灰色の髪にやせっぽちのおんなのこですけれど、たいへんじょうずに歌をうたうことができるのでした。
小物語
童話として書いたけれども、連載ものにするほどではない短編です。
童話
童話として書いたお話です。
連載でないものは小物語にまとめました。