獅子は宵闇の月にその鬣を休める

[設定編] 登場人物など(ネタバレ含む)

ここまで本編を読んでいただきありがとうございました。

ささやかではありますが、登場人物の設定メモなどを置いておきます。ほんとにたいした内容ではないですが、完全に、アレとかソレとかネタバレしていますので、読み終わった方のみご覧ください。


[登場人物]

完結した時点での設定です。[最終話]まで到達した方のみご覧くださいませ。年齢は、本編で出てきた人物だけ記載しています。
※は、メモに記載していない作者の感想です。

■リューン・アデイル・ユーリル
(現20歳)/岩倉龍(享年25歳)

元カリスト王国女王。現エウロ帝国皇帝月宮妃
夜伽では淡白。キレると口が悪い。妄想家。
アルハザードの筋肉は割りと好き。おじ様好き。女の子好き。
※見た目は若いですけど、実年齢は25歳超なので、同年代の男性にはあまり興味がありません。微笑ましく見ています。

■アルハザード・ウィーグラフ・エウロ(33歳)

エウロ帝国皇帝。「獅子王」の2つ名。濃金髪・群青色の瞳。
夜伽では変態性癖は無いが相当な粘着質なので割と性質が悪い。普段は恐いが、リューンにはとても甘い。
※リューンにかまってばっかりに見えがちですが、大体一緒にいるのは夜(←)なので、昼間はちゃんと仕事しています。ちなみに名前の由来は、「アブドゥル・アルハザード」というラヴクラフトの小説に登場する人物です。

■ラズリ・ディール

カリスト王国元宰相。ユーリル公爵家家令。エウロ帝国カリスト渉外執政官。最終的には、陽王宮の家令になる。
※人の言ってることに、ちょっとずつのらりくらりとかわすのは、リューンの影響かなと思います。

■アルマ・ルイス

リューン付き侍女。リューン大好き。
※正式な侍女は彼女しかいませんが、部屋を設えたりする人は、女官として別に働いています。もっとも、リューンは1人でさっさといろいろやってしまうので、あまり侍女の手を煩わせません。

■シド・ハワード(33歳)

エウロ帝国騎士団統括将軍。「雷将」の2つ名。既婚者。ストイックな性格に見られがちだが、嫁大好き。
※名前の由来は、バレバレかと思いますが、某有名シミュレーションRPGのキャラクターから。

■ライオエルト・クレイフォート(33歳)

エウロ帝国宰相。「無血宰相」の2つ名。眼鏡男子。銀髪碧眼。そして、オリヴィア大好き。
※眼鏡男子で銀髪碧眼で腹黒……という3拍子を出してみたかったのですが、腹黒さをあまり描ききれず。

■バルバロッサ・トゥールー(58歳)

帝国教会神殿第一枢機卿。教会尚書。神殿騎士団団長。「真紅の騎士」の2つ名。溢れるダンディズムの歪みない中年紳士。嫁大好き。アルハザードの魔法と剣の師匠。
※名前の由来は、「赤髯王バルバロッサ」(実在の人物)から。

■ギルバート・キュール

陽王宮護衛騎士隊隊長。既婚者。
結構若いけど髭の紳士。常識人で真面目な人。
※自分が警護している陽王宮に何度も侵入者を許してしまうという、実は一番不幸な人。既婚者という設定はもとからあったのですが、嫁の話一切出せず……無念。

■ヨシュア・ハルバード

近衛騎士隊隊長。典型的弄られキャラ。苦労性。3将が邪悪すぎるため、和み担当で。
※ちょっと出来心で白目とかアレしちゃったので、いろいろアレな子に。

■スフ/スファトリクルフ

帝国の隠密部隊<影>の長。年齢などは不詳。
※さらにメモには「もう誰これ」とか追加で描かれていて、自分的にもよく分からない謎な人物。ご飯3杯は完全に出来心ですが、最初からおじ様設定ではありました。名前の由来はクトゥルフ神話に登場する「スファトリクルルプ」から取りました。

■ナイア/ナイアラトラルア

<影>のメンバーの1人。月の宮を守る。

■ニール/ニールラトラルア

元<影>のメンバー。リューンに恋焦がれ、その身を狙う。ナイアの双子の兄。
※国を失った若い女王とその命を狙う暗殺者……という王道も王道な王道を妄想していたときの名残なので、心情的にはダークヒーロー的な部分があります。

※<影>のモデルは、分かる人には分かると思いますが、某暗殺ゲームの某暗殺教団です。身体の動きや、雰囲気などを参考にしました。ニール、ナイアの名前は、スフと同じくクトゥルフ神話に登場する「ナイアラトホテップ(またはニャルラトホテップ)」(発音微妙)から取りました。

※余談ですが、他にちょいちょいクトゥルフ神話的小説から名前を拝借した箇所があります。

<影>
帝国の隠密。暗殺・調査・護衛・潜入などを遂行する。憑依・記憶操作・幻術・転送・遠話・仮死・調合など、その種の仕事に役立つ魔法のみに絞って極端に研究している集団でもある。

■オリヴィア・イース・オーガスト(22歳)

後宮三番目の姫。しとやかでひかえめな性格。初夜の時、アルハザードにあまりにも恐怖しすぎて逆に抱いてもらえず、処女のまま。ライオエルトと結婚し、一児の母親になる。
リューンはヴィア大好き。ライオエルトがどんな顔でオリヴィアを口説いたのかと思うと。
※ヴィアとライオエルトとアデリシアの組み合わせは、一番最初から決めていました。

■アデリシア

オリヴィアとライオエルトの間に生まれた娘。死んでしまったリューンの次の人生。

■サーシャ・ミリアム・ルルイエ

白星宮一の姫。胸の大きさと笑顔が自慢の自信家。
※多分、その後アレクと仲良くやってるんじゃないでしょうか。

■リリス・ティーラ・ファロール

白星宮二の姫。妖艶な美女。被虐的な性癖があり、冷酷なアルハザードに激しい劣情を抱く。
※一連の黒幕でしたが、あまりにも強く完璧なアルハザードをどう出し抜くかで迷い、絶対に彼には理解できない、心の闇の持ち主としました。

■アリシア

陽王宮月の宮の女性の護衛騎士

■ルーク

陽王宮月の宮の護衛騎士

■マリス

オリヴィアの侍女。

■アレク

サーシャ付きの護衛。